ヒアルロン酸を超えた?!注目のエイジングケア成分「プロテオグリカン」

サケ

もう、4年くらい前から美容業界では話題になっていた「プロテオグリカン」。
ここにきて、様々な化粧品、健康食品に配合されるようになってきた。

今年は、「ヒアルロン酸」「コラーゲン」に続く「第三のエイジングケア成分」として
認知されるようになるかもしれない。

「プロテオグリカン」とは、プロテイン(タンパク質)とグリカン(多糖)の複合語。
本来全ての動物の皮膚や軟骨などに存在する成分だが、それを高濃度で抽出することは大変難しく、
可能だったとしても大変高価で、化粧品に使用するのは困難とされていた。

しかし、本来捨ててしまう鮭の頭にある氷頭(ひず・鼻の軟骨)から、特許技術によって
高純度のプロテオグリカンを大量に精製することに成功し、安価に使用することができるように
なったという。

注目したいのは、その効果。ヒアルロン酸を超える保水力があるといわれ、コラーゲンや、
ヒアルロン酸の生産を促進し新陳代謝を高めてくれる、エイジングケアにはうれしい成分といえる。

ただ単に肌を保湿するだけではなく、自らが美しい肌になるように「美肌スイッチ」を
オンにしてくれるのだ。

また、美肌だけでなく関節痛にも効果があり、グルコサミンやコンドロイチンのように
プロテオグリカン配合のサプリメントなども発売されている。
エイジングによって軟骨が減っていくことを防ぐ効果が期待され、膝や腰などの関節痛の
改善に役立つ。

美肌だけではなく、広い意味でのアンチエイジング効果が期待できる「プロテオグリカン」は、
塗って良し、飲んで良しの成分といえる。

昔から、鮭の軟骨は氷頭(ひづ)と呼ばれ、青森県をはじめとした鮭のとれる地域では
古くから親しまれてきた食材。

美肌が多いと呼ばれる東北美人にあやかり、美しい肌を手に入れるために活用したい成分だ。

 

参照URL
http://www.e-expo.net/information/proteoglycan/

恩田 雅世(おんだ まさよ)  コスメティックプランナー

投稿者プロフィール

コスメティックプランナー。数社の化粧品メーカーで化粧品の企画・開発に携わり独立。
フリーランスとして“ベルサイユのばらコスメ”など様々な企画・プロデュース業に従事。
化粧品を企画する中で「美しさとは何なのか」を追求した結果
「化粧品だけでは綺麗にならない」という考えに行きつく。

現在は、「女性が本当に美しくなるためには」をテーマに、あらゆる角度からの
情報収集のみならず、現場主義をモットーに自ら体験取材を行っている。

また、その経験を活かした商品提案、イベント企画、執筆活動も行っている。

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