
新しい年がスタートした。今年2016年は「丙申(ひのえさる)」の年。
物事が大きく発展する年とも言われている。
そんな年のパワーをさらに引き寄せるために、
御守の力を取り入れてみるのも良いかもしれない。
「一陽来復御守(いちようらいふくおまもり)」をご存知だろうか?
金銀融通に大変ご利益があると、古くは江戸時代から信奉されている御守で、
特に商売をされている方に根強い人気がある。
事実、私の周りの経営者、独立されている方はけっこうな確率でお祭りしている。
早稲田にある「穴八幡宮」だけに伝来する長い歴史のある特別な御守で、
毎年冬至から翌年の2月3日の節分までの間、頒布されている御守だ。
筒状のオリジナリティあふれる形状もさることながら、力強く書かれた「一陽来復」という
文字はエネルギーにあふれ、見た目からも有難みを感じずにはいられない。
ちなみに、辞書によると「一陽来復」とは、「冬が終わり春が来ること。新年が来ること。
また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。陰の気がきわまって陽の気にかえる意から。」
とあり、新しい年を迎えるにはぴったりの御守といえる。
この「一陽来復御守」は独自の決まり事がある。
「一陽来復御守」を御祭りする日時と方位が決まっているのだ。
チャンスは年3日のみ。冬至・大みそか・節分当日の真夜中のきっかり12時!
繰り返すがチャンスは毎年3回しかない。そして時間もぴったりでないといけないのだ。
それともう一つ重要なのが、御祭りする場所である。
毎年変わり、その年の恵方に御守が向くようにし、その反対側の壁や柱に御祭りする
きまりになっている。
貼った後は一年間剥がれたり、落ちたりしないうように強力な両面テープを選ぶなどの注意も必要。
「一陽来復御守」をお祭りするには、時計、方位磁針、両面テープは必須アイテムだ。
詳細については、御守を御受けする際に御祭りする場所や恵方などが記された紙も
一緒に頂けるので、それを参照し、位置を事前に確認しておくことをお勧めする。
また、現在公式サイトがないので、不明な点や気になることがあったら
穴八幡宮に直接問い合わせるのも良いだろう。
そうすることで、あたふたせずに気持ちを落ち着けて御祭りできる。
このように、ただ御祭りするだけでなく色々と決まり事がある御守だが、
家族そろって年越しのカウントダウンをするときに御祭りしたり、
毎年変わる恵方の方角を調べたりするのもなかなか楽しいものだ。
新年を良い年にしたいという自分や家族の思いと、神様の力が一体化し、
運を引き寄せるような気がする。
まだ今年の節分(2月3日)には間に合うので、ご興味のある方はぜひ穴八幡宮へ。
今期のラストチャンスで、金銀融通の御利益を授かろう。